阪田 知樹 ピアノコンサート@東京オペラシティ


阪田さんのコンサートは、昔フランツ・リスト国際ピアノコンクール・イン・ブタペスト🎹で1位を取った直後、一度行ったきり。今回おそらく2回目です。

今回は、オールショパンプログラム 前奏曲全曲、エチュード全曲でした。稀にみる一般受けする選曲。そのためか、大きなホール、当日までチケット🎫は売っていたもののかなり埋まってました。1階席は空席がチラホラ程度。

現在、前奏曲を1番から順番に全曲制覇で取り組んでいるので、是非参考に!と期待していました。
阪田さんの演奏より、1曲1曲音色がガラッと違う、という学び。

前半の間、一階席左手から、何度も何度も📱携帯のNotificationサウンドが響いていたのが、信じられない。1回なったら止めてくれ!止め方わからないお年寄りなのか?なんなのか?迷惑極まりない!

今現在8番に取組中なのですが、この曲、本当に譜読みが苦痛過ぎました。近年まれにみる苦痛さ。4ページ一度に両手で弾く気になるまでしばらくかかった気がします。


でもちゃんと弾けたら本当にきれいな曲です。
今まで、you tubeでチョ・ソンジンの演奏を参考にしてましたが、
阪田さんの演奏を全曲通して聴いて、この曲が一番難しそうで綺麗に聞こえるな、と感じました。
(これ以降の曲は雨だれ☔️以外取り組んだことないので、本当の難しさを認識していませんが、、、、)
後半もかっこいい曲がいっぱいあるので、全曲制覇できる日が楽しみ❤️です。

後半はエチュード。
エチュードは数年かけて全曲制覇済✅。難易度も承知済✅。私が一番苦労したのはOp10-2です。
この曲 阪田さんは、本当に軽く軽く、触れる程度🪶に、これ指ですか?って感じで弾いてました。こう弾かなくてはいけないのね。でもそれができないのですよね。
エチュード全曲通して、本当に軽く、触れる程度に弾かなくてはいけない、というのを学びましたが、まだまだ足りないことを実感。
革命、木枯らしは発表会でも引いたのですが、迫力が全然足りなかったこともつくづく実感。イケイケモード、ど~よ!!!!って感じに弾かないと駄目ですね。

(ここでいきなり💃フラメンコを思い出す。フラメンコもど~よ!!!!って感じで踊らないと駄目なんですよね。昔、先生にパルマ(手拍子)すいませ~ん、って打ってちゃダメなのよ、と滅茶苦茶怒られたのを思い出しました)

Op25-10,11,12とすごい盛り上がりで終了!
大洋のエチュードは本当にカッコよくてまた弾きたいな、と思いました。
本当にショパンは退屈することが一切ない、いい曲ばかりです。こんな作曲家他にはいません。

アンコールは2曲、難しそうな、こういうのが阪田さんの本領発揮領域なのかしら?と感じる
ラフマニノフ 楽興の時Op.16 第二番、スクリャービン 3つの商品Op.45の第一曲でした。

阪田さんのリストを聴きたいなと思いました。阪田さん、かなり手🖐️が大きそう。


2年前にハンガリー🇭🇺のFranz Liszt Memorial Museumに行ったとき、入口に阪田さんのコンサートのチラシがあって、『あ~、こっちでもちゃんと認められているんだな、(2016年 フランツ・リスト国際ピアノコンクール・イン・ブタペスト1位だし)』と日本人🇯🇵としてうれしくなったことを思い出しました。


藤田真央みたいに、TVで特集されてチケット入手が不可能という感じにならず、ミーハーでなく本当にピアノ🎹が好きな人がいつでも必ず行けるコンサートであって欲しいです(矛盾?)。

改めて経歴をみると、東京芸術大学付属高校🇯🇵からハノーファー音楽演劇大学・修士課程を卒業🇩🇪。17歳の時にコモ湖国際ピアノアカデミー(マルタ・アルゲリッチが校長)🇮🇹に最年少で入学を許可されたとか。(年間400人の志願者から選ばれた7人の生徒のみ)限られた人しか経験できない経歴をお持ちのようです。

まだ31歳ということで、今後のますますのご活躍を応援します。

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