著者の大江 英樹さんは定年関連の本を沢山出版されており私も色々読みました。
今となっては、全部きちんとこのブログに証跡を残しておけばよかったと後悔ですが、、、、
この本の前に 『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』 という翻訳本も読みたいなと思っていてまだ読めていません。日本版でも似たようなのが出たな、と思って読みたいリストに入れておいたら、職場のセカンドキャリアマスターYさんが持ってて貸してくれました。(サイン入りだったかな?)
どうやって死ぬまでに持ち金を減らしていくべきか、の参考になる内容を期待していましたがそうでもなかった。半分くらいは日本の金融の歴史、みたいな感じで戸惑いながら、あれ〜?こういう内容?って思いながら読みました。
それからちょっとした年明け出社初日、Yさんが、大江さんが亡くなった(2024年1月1日没)と言って、途中で終わっている未公開の記事(原稿用紙状態)を見せてくれました。(日経ヴェリタスの連載コラム「人生100年こわくない」用の原稿だったようです)
その締めくくりが、
『結局、人生最後に残るのはお金ではなく、思い出しかないんだな』
です。
この言葉が読んで以降、ずっと私の中にズ〜ンと残ってます。
確かに、日頃思い出して楽しくなったり、いい気分になるのは、色んな思い出を思い出している時であって、お金のことなんて考えない。
多分 病気になった時、身体が動かなくなった時、死ぬ時は色んな思い出が甦って、それをどれだけ持っているか?が一番重要なんだろうなと実感です。
認知症になった母も、繰り返し子供の時、家族でおしゃれしてお出かけした時の話(が母の一番いい思い出だったのだと思う)をしていました。
定年を迎え、公的年金、個人年金をどうもらうか?100歳までの収支表は?等々色々勉強していますが、先を心配しすぎて、今できることを先延ばししてはならない。今が老後、恐れずお金を使う。一方、施設に入るしかなくなった母を見て、自分だったらどんな施設に入りたいか?を考えるとお金使えない!となります。こんなところに入れたらいいな、と思うところは本当に本当に高い!
そのバランス、今後どう生きて行きたいか?何にお金を使いたいか?(食事、お酒、旅行、健康)もっと考えて悔いなく生きなければ!
この本に興味がある方はこちらをクリック!