昔からなんとなく尊敬している大前研一さんの本です。もう80代になられているとのことですが、今もオートバイに乗られているそうで、相変わらずエネルギッシュでいろんなアイディアをお持ちです。色々と印象に残る記載がありました。
- 彼氏彼女が欲しいと思っていない未婚者は1/3もいる
- 結婚💒したいと思っていない未婚者が15%前後いる
- 独身の20代は彼氏彼女なし過半数超え
- 単身世帯が4割
- 家計金融資産の約6割をシニアが持っている
- 単身世帯の3割以上が高齢者であり、高齢世帯ほど1戸建ての持ち家比率が高い
などなど
いろいろな事例、データに基づき、こういうビジネスが必要なのではないか?日本経済活性化のために、シニアに如何にお金を使わせるか?というアイディア満載の本です。
日本人は配偶者と死別すると、その後ずっと一人という人がほとんどという気がしますが、夫のお母さんは旦那さんを亡くした後、widow and widower’s club (配偶者を亡くした人たちのクラブ) に入ってボーイフレンドが見つかるまでかなーり積極的にいろんな人とデート❤️してました。数年前からずっと同じボーイフレンドとお付き合いしていますが、今83歳です。さすがアメリカ人🇺🇸!!!クラブでしょっちゅうパーティして着飾って楽しん😀でます。
パーティが多く、何事もカップル👫社会のアメリカは、みな積極的に相手を見つけようと常にアンテナ張ってますが、日本は一人でも便利で生活全く困らないので、気楽で快適なんでしょうね。でも恋人いるって楽しいのに。
本の中で一番印象に残ったのは
🇯🇵日本人は平均すると3000万以上のキャッシュを持って、借金がない状態で死んでいく。
🇨🇳中国人なら、もう1件不動産を買うか、株に投資する。
🇺🇸アメリカ人なら、別荘を買って引退後に移り住む。
🇮🇹イタリア人は死ぬ時にお金が残っていたら『失敗』と考え、使い切って死ぬ人生を理想と思っている
ということです。
いや、これホントそう思います。
私も定年前に会社の研修でライフプランシート作って、シュミレーションしましたが、一番難しいのは施設に入るのにいくらとっておかなくてはいけないか?でした。
私は子供いないので、夫以外にお金残す必要はなく、どうせなら二人でEnjoyしていっぱい思い出作りたい。 大江先生の最後は思い出が大切だ、、、より。
ですが、、、父は最後病院に入院して亡くなりましたが、個室または二人部屋料金がどれだけかかるか気が気でなかった。個室全く希望していないのに、2人部屋しか空いてないと言われ、毎日部屋代がかかりました。
最近有名人が立て続けにがんにかかり、がん保険は不要、医療費がかかっても高額医療費制度があるから大丈夫、と話題になりましたがそれは『病室』にお金かかからない限りは、なんですよね。
母の施設を色々調べているときに、自分がこういうところだったら入りたいと思うところは、驚くくらい高額。そもそも入るのは無理なところもいっぱいありそう(⚪︎急系とか億ないと無理!ってセカンドキャリアマスターのYさん言ってたし)ですが、
私のライフプランシートは、この施設代で大きく振れる状態なのです。それはまだ定年生活が始まったばかりで、もしかしたら優雅な施設に入れるかもしれない、と思っているから。
施設に入ったら自由がなく、できることなら入りたくない。でも一人になったら入らざるを得ない。
認知症とか病気になってしまって入る普通の施設であれば、全然年金で賄えると思うのでそれで行くなら健康なうちに使い切り!元気なうちに後悔ないようやりたいことはどんどんやらなくては!これからしばらくしたら優雅な施設への夢は実現可否判明するのだろうか??その現実を知るのも怖い気がする。
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