2023年以来 2回目の🇷🇺ミハエル・プレトニョフ ピアノ🎹ソロコンサートです。当初のプログラムはベートーベンの3大ソナタで、行こうか行くまいかどうしようかな???と悩んでいたのですが、途中でプログラムが熱情からグリーグに変更になり、それなら是非!と思いチケットを購入しました。
今回は珍しく、ピアノの先生の方が先に6月4日のサントリーホールで聴いていたので、コンサート当日のピアノのレッスンで感想を聞くと、
別次元。(先生は🇷🇺ロシア奏法の先生なので、、、、)技術的にどうやったらああいう音が出るかというのはわかるけど、☝️指先がとっても柔らかいんだと思う。また、ピアニシモをあれだけ響かせることができるのは、ソフトペダルをものすごく巧みに使っているからで、オペラグラスでずっと観察してました。今日のコンサート、足見えるかしら?
とのことでした。
着席するなり、位置関係を確認したところ、足も手もよく見えそう。ホッ。(下写真:本日の座席より〜)
昔は川崎ミューザって座席が独特であまり好きじゃなかったのですが、今回は2階席なのに、結構ステージに近く感じられ好印象でした🙆。
でも、なんか斜めなので、途中休憩で立ち上がったら右に傾いてよろけました。お年寄りには危ないぞ〜。

オペラグラスなしでも十分見える位置ではあったものの、オペラグラスで拡大し、手、指、左足の使い方観察しました。
まず【前半】のプログラム ベートーベンの悲壮、月光。
コンサートであんまり聞いた記憶がないな、と思いながら、聞きました。
この辺のソナタは小学生、中学生くらいで夢中になって弾いてたので、大人になってから全然見向きもしなかったけど、プレトニョフの演奏は本当に大人の魅力満載、って感じでした。
やっぱり名曲はすごくいいな、と再認識しました。子供・学生の演奏とは全然違う(あたりまえだ~)聴きごたえありました。
特に月光🌙の第一楽章、すごくよかった。単なる同じフレーズの繰り返しでなく、こんなに変化に富んで表情を付けて聞かせるのか~ 人生経験豊富な大人ならではという感じ。
【後半】 グリーグ 抒情小品集より16曲
自分は弾いたことも聞いたことも無い全曲知らない曲。
曲によって多様な音色。本当にキラキラ⭐️⭐️光が見えるように聞こえる。えっこれってピアノの音?思うような音が聞こえる。軽く、軽く。脱力~。
もう聞いてて心地💤よすぎて、永遠に聞いていたい感じ。(逆に言うと主張がない曲?)
今、レッスンではリストの『ノルマの回想』やっているのですが、この派手さの対極って感じ。
リストは笑っちゃうくらいの派手さですから。両手休む暇ないぜ~、って感じの。
【アンコール】
- グリーグ:民族生活の情景 ピアノのためのユモレスク 謝肉祭より Op19-3
- モシュコフスキ:名人芸の練習曲 第6番 Op72-6 へ長調
- ショパン:ノクターン 第20番 遺作
サントリーホールでは、グリーグ 1曲だけだったよう(?)ですが、川崎では3回も登場して弾いてくれました。
2曲は知らない曲でしたが、最後のショパンのノクターン。これが、すごい、、、、
抒情たっぷり、思わず涙😢でそうな、当日一番感激🥹したかもしれない
休憩時間、CDは結構Sold Outしてました。
プレトニョフの演奏、全然わざとらしさも気負いもなく、さらっと自然に、でも抒情たっぷり。
カリスマ性いっぱい。
あんまり頭とか身体が動いていない気がする。(もちろん、腕、手、指、足は常時動いているけど)
プレトニョフが話している動画って見たことないのですが、どんな人なんだろう?と興味深々。
キーシンとかVikingur Olafssonとか話している動画がいっぱいあって、演奏から想像するイメージとちょっと違ってあれれっ?て思うけど、プレトニョフはどうなんだろう?
勝手なイメージは、あまりしゃべらず、でもなんかお茶目な面を時々出す、カリスマティックなおじさん。
気難しいのかなあ?英語しゃべるのかな?←当たり前か、指揮者でもあるし。
❣️今回の気づき
- 1. よく先生に、手を『おくだけ、おくだけ。変なことしない』と注意されるのですが、プレトニョフは本当に、手を上からまっすぐにストン、と落とすだけで弾いているのがよくわかりました。
- 2. ソフトペダル、今までほとんど使ったことがないので、どう使っていいかわからず、全く自然に使えませんが、今後の課題です。
あとは毎度毎度ですが、
- 3. 軽く軽く触れるように。
- 4. 出すべき音とそうでない音を明確に違えて。
今現在🎫購入しているコンサートは以上です。
次は誰の🎹コンサートに行くことになるか?
🍂秋はショパンコンクールですね!
